初めてのガレージキット?
2020年 02月 08日
今回は工程が多数あるので文章短めで完成までやっていく。
ゲートをニッパーで切り飛ばしてデザインナイフで形を整える。
うーん、カラーレジンってどうなんだろう。
簡単そうではあるが超クオリティで仕上げようと思うと全塗装してしまう方が良さげでは。
まぁ初心者向けだからクオリティより手軽に作るほうが重要なのだろう。
各種やすりで丁寧に削っていく。
写真では白飛びして綺麗に見えるがまだまだ処理は甘い。
私はガルパンの中では秋山殿と愛里寿が好きかな、次いでアンチョビ。
800番まで磨いてから離型剤落とし。
1晩中性洗剤風呂に沈める。
離型剤を落としたら今度は熱湯風呂。
パーツを煮る。
昔は「ガレキ=まず煮る」だったそうだ。
離型剤落とし、パーツ整形、レジンのガス抜き、可塑剤抜き等が主な目的になる。
私の目的はパーツ整形だ。仮に組んだ時にパーツの精度がいまいちだった個所を直していく。
加熱するとパーツが柔らかくなり型から抜いた時の形に戻ろうとするらしい。
このへんの肉感の統一には細心の注意を払った。
細いけど柔らかそうに、今後もずっとこだわっていきたいポイントだ。
秋山殿のもじゃもじゃ髪もメリハリが出るように少し手を入れてみた。
ただ細かい番手の棒やすりを持っていないので処理が粗い。
今後の為にも「カラーレジンの上に同色系クリアを吹いてどの程度隠蔽できるか」試したかったので荒れたままでクリアブラウンを吹く。
やってみた。
思った以上に目立たなくはなるがやはり粗い。
こちらはクリアグリーンで試してみる。
カラーレジンってこともあって800番程度だとかなり傷が目立つ。
キャラグミンとは、カラーレジンとは一体・・・
割り切って全塗装に切り替え。サフ吹いて表面処理からやり直し。
調色って難しい。
思った色1発で出ないし、光源によってもイメージがぜんぜん変わる。
せっかくなのでグラデーションの練習しながら。
髪の発色まじ綺麗(ガイアノーツ、クリアブラウン)なんだが一回じゃ明るすぎてみぽりんカラー。
あと何回か重ねます。
ざっと塗ったので仮組立してバランス調整。
こうやって見ればいい感じだが私が飾ってるフィギュアの中では一番肌色が濃い。
また肌のシャドウはもっと思い切って吹いてもいいかもしれない。
こんな・・・こんなはずじゃ・・・畜生ォ 持って行かれた・・・・・・・・‼︎
返せよ・・・足だろうが!両腕だろうが!
心臓だろうがくれてやる だから!かえせよ!
たった一つのデカールなんだよ!
というわけで心機一転アイペイントもやります。
ベースホワイトに憎きマスキングゾルをして白目にする。
なんかこういうキャラいなかったっけ?コンパス?
肌色吹いてウレタンクリアで閉じる。ここから各工程、その日の作業が終わるたびにウレタンクリアで塗膜を作って保護していく。
アイペイントに使う塗料はエナメルなのだが、エナメル溶剤ではウレタンは溶けない性質を利用してやり直しや細かい修正を可能にするのだ。
分かりやすく言えば「ウレタンクリア=セーブ」だ。
模型の世界では常套手段のようだが私は初めてで緊張する。
まつ毛。
描いてて思ったのだがこのまつ毛の角度や形が超重要で、顔が似るか似ないかの分かれ目な気がする。
エナメル塗料でまつ毛を適当に描いてエナメル溶剤(エナメル薄め液)で塗料のはみ出し部分を消していく。
続いて瞼と眉を描いたら前髪を装着してバランスチェック。
まぁいいでしょう。
ということでウレタンクリアでセーブ。
瞳。
アイペイントの肝というか技術的な話になる部分だが筆に吸わせる塗料の濃度と量のコントロールが極めて難しい。
これは修正用の筆に吸わせる溶剤の量も同じで、特に溶剤の量が多すぎると塗料が滲むばかりでなくウレタンクリアに僅かに濁りが出てきてしまう。
最悪セーブを放棄してニューゲームになるので適宜ティッシュに吸わせて溶剤量をコントロールするといい。
ハイライトを入れてアイペイントは終了。
口にはサフレスピンクを筆塗り、チークはウェザリングマスターのピーチでお化粧。
セーブ。
イマイチな原因としては「瞳に色を付けると思った以上に大きく見える点」と「目を描いている時の角度」だろうか。
前者は瞳の輪郭を描いてる際に少し丸いかなと思ったが完成予想が出来なかった。
後者のほうが重要で特に左目をもっと傾けて描くべきだったかなと思う。そうすれば左目の垂れが足りない点にも気付けたのでは。
どちらにせよネオジウム磁石などを使い仮組しやすい状況を作っておいて、頭パーツだけではなく飾った時の頭(顔)の向きを考えて描くべきだなと。
キャラグミンと侮るなかれだ。
後ろ姿はこんな感じ。
髪のシャドウとか迷彩柄とかはよくできたと思う。
相変わらず光源が近いせいもあって白飛びしているので肌の陰影は不明瞭だが肉眼ではいい感じに見える。
全体としては50点といったところだろうか。
表面処理が甘い箇所があったり、アイペイントだったり、失敗は仕方がない。
次はもっと上手く作れるはず!
by moguramania3203
| 2020-02-08 19:00
| ガレージキット
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